朝のお説教 基礎知識その1

2003年5月21日(水曜日)
テーマ: 基礎知識その1
おはようございます。
今日は、知ってて 得する 基礎知識です。
どんな 話か というと、
物事を 判断する「感じ方、受け取り方」に ついての 特徴です。
それでは、はじめます。

ポイント1 遺伝子で 決まっている

人間も 生き物です。不確定な 情報でも とにかく 判断しないと いけない、
行動しないと いけない(--危険が あるかも しれないので--)のです。
はっきりしない、不確定な 情報を どう処理するか というと、
それでも 判断・行動できる ように、一定の 「かたより」を 脳に 持たせて おくのです。
たとえば、新生児室でも 何か 音が すると、
ビクッとして 泣く子と 反応しない子と 笑ったりする子 などに 別れています。
これが かなりの部分 遺伝子で 決められた 「反応の傾向」です。
これは、両親 どちらかに 似ている はずです。
まず はじめに 物事を 判断する のは、この「傾向」に よって 決まります。
しかし、この 遺伝子で 決められた「傾向」だけで
もう全部 決まって しまう のでは ありません。
あくまで、「速やかに 情報を 処理する こと」が 目的です。
何か 判断・行動して、「あっ 違ってたな」と あとから思えば、
「経験による判断基準」が できてきます。
経験を つむことに よって、「本当の その人の 判断基準」が できてくる ものです。
子供を どう育てたかの 話を 聞く ときに、「同じように 育てたんです けどねぇ」と、よく 言われます。
これは、はじめから「その子の 特徴を 見て いない」という ことだと
 思い ます。
スポーツでも、同じように 教えても 上達する子と しない子と いると 思います。
その子の 特徴に 合った 教え方が 必要です。 
上手な 教え方を して もらえると、「経験に よる 判断基準」が 早く 出来上がります。

また、自分自身でも どんな「傾向・特徴」を
持っているか 気が ついて いたい ものです。
それが分かっていると、「修正」も 速やかに できます。
ある 程度の 年齢に なると、脳の 柔軟性が 低下し
「修正」しなくなる ようです。
若い 柔軟な ときに 「経験に よる 修正」をしていた 方が良いですが、
「自分の 判断の かたより」を 意識して いれば、
いくつに なっても 「修正」されます。
「修正」していないと どんどんと 元の 「遺伝子で 決められた 傾向」が
強く なって しまいます。

ポイント2 男と 女で 違う

脳の 構造は、男女で 少し 違います。
それは 遺伝子に よるものでは ありません。
男性ホルモン(アンドロジェン)に よって 違いが 出てきます。
おなかの中にいる時 妊娠8〜12週 あたりの ときに
男の子 だったら、胎盤から 大量に 男性ホルモンが 分泌 されます。
それで、脳の構造が 変わります。

脳の構造の 基本形は 女性型 です。
女性型は、安定していて 生きていく うえでの 基本能力のための 
割り振りが たくさん 決まって います。
たとえば、言語中枢は 左の 側頭葉(そくとうよう)に ありますが、
女性は 反対側も 予備で 使えます。
だから、女の子の 方が 言葉を 覚えるのが 早いのです。
では、男の子は どうなって いるか というと、
予備は 使えない ように なっています。
ですから はじめは、どの 男の子でも 女の子よりは
一般的に 落ち着きが ありません。
「一姫、二太郎」と いわれるのは そのせいです。
これは、一番目の子は 女の子が良い。
子育てに なれたら、二番目は 男の子が 良いという ことわざです。
男の子の 方が、こわがりです。
女の子の 方が 安定感が あるのです。

長くなって しまいました。
「脳の話」 続きは またに します。
お付き合い ありがとう ございました。
次回も、お楽しみに!!

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