朝のお説教−ワンポイントレッスン その2−テニス編

2006年1月7日(土曜日)
テーマ:コミュニケーション
おはようございます。
なんといっても 今は、朝です。

今日も「朝のお説教」です。
昨日に引き続き 講師の先生は、ダブルスでは 世界トップレベルの双子の 
相輪 無限(あいわむげん)さんと 相輪 力(あいわちから)さんの 
お二方に お願い いたします。

テーマは ダブルスから 学ぶ「二人」の関係に ついてです。
ここで「二人」というのは、親友、恋人、夫婦など 親しい関係の人の ことです。
それでは よろしく お願いいたします。

無限:おはようございます。今日も お時間を 頂きます。
   「二人」の 一番 うまくいく関係は、
   テニスのダブルスを 考えてもらえば 良いと思います。

力 :私たち兄弟は、シングルプレーヤーとしては、どっちも 
   大したことは 無いと 思っています。
   でも、他の人たちには無い 強みが ありました。
   それは、双子だった ということです。

無限:硬式テニスでは どちらが 前衛か 後衛か ポジションは
 
   はっきりとは 分かれていませんが
   それでも それぞれ得意な ポジションが あると思います。
   たとえ双子でも 違いが あります。
   お互いの プレイスタイルに 違いが あるからです。
   どんな風に 違うのが 一番良い という事は ありません。

無限、力:大事なのは それぞれの プレイスタイルが 
     うまく かみ合うことです。

無限:そのためには 相方の行動が 予想できることです。
   どう動いて どんな風に どこに 打つのか わかることです。
   わかれば 自分が どう動けば 良いのか 迷わないで すみます。

力 :そこで重要なのは、前回 お話した 「嫌がらせ、意地悪」を 
   沢山 お互いに する事です。
   それをする事で よく分かるように なります。
   どの球が 取れて どんな球だと ダメで どんな風に 動いて
   どんな感じの 球を 打つのか 分かってきます。
   私たちは、双子だった おかげで 練習も ずっと 一緒でした。
   お互いのプレイを 見る時間は 誰よりも 多いと 思います。
   当たり前ですが、今では、見ないでも どうするのかは 予想が つきます。

無限:誤解しないで 頂きたいのですが、
   双子だから 動きが 一緒なのでは ありません。
   さっきも 言いましたが 私たち二人の プレイスタイルは 違います。
   同じ動き方を する事が 目標では ありません。
   違う動き方で いいのです。
 
力 :はじめから うまくかみ合うと 楽ですが
   そんなわけには いきません。
   理由は、簡単です。
   はじめから ダブルスが 上手では ないからです。
   初めは 自分のスタイルが 人の前だと 上手く出せません。
   もともと 初めから テニスが 上手という人は いません。
   経験や 練習量が 少ないので 当たり前です。

無限:ちょっとずつ 練習を していって 上手く かみ合うように 
   していけば 良いのです。
   もちろん 相手に合わせて 遠慮して やりましょう 
   ということでは ありません。
   自分のプレイスタイルの ままで いいのです。
   自分のスタイルのまま 相方に 頼るところは 頼って
   自分が 得意とするところを 伸ばせばいいのです。
   一人だと 苦手な事も ある程度 しないと いけませんが
   二人だと どちらかが やればいいのです。

力 :でも、前回お話したように 中には 
   全く ゲームを する気の無い人が います。
   そういう人は 良い所に 球が 来ないと 怒ります。
   そのくせ 自分は 好き勝手に 打ちます。
   あげくに 人のミスは やたら怒ります。
   こんな人は だめです。 
   そうでない人と 練習を してください。

無限:分かって いただけた でしょうか?
   今日はこれで 終わりたいと 思います。

どうも ありがとう ございました。
テニス界の「無限の力」の お二人でした。

次回の 講師の先生は まだ決まっていませんが
お楽しみに!

      

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