朝のお説教 第26回

2003年6月16日(月曜日)
テーマ:
朝で〜〜〜〜す。
朝のお説教-モデルシリーズ第4弾です。
今日は、本松 頼念(ほんまつらいねん)さん 30歳です。
一人っ子。
4年前に 結婚していて 奥様と 二人暮し。頼念さん おとなしい人です。
いつも控えめで、にこやかに しています。まじめで、仕事熱心。
息抜きは、TVのスポーツ観戦。
あまり 難しい 話はしません。人と 討論するような ことは無く、軽い話が好きです。
趣味といえるかどうか、健康面を、結構 気にします。
ちょっと、喉が痛いと「ガンではないだろうか?」と考えてしまいます。

頼念さん 小さい頃から 苦労してます。
3歳の頃、お父さんが 交通事故により死亡。お父さんの 記憶は ありません。
お母さんと 二人で 生活していました。
お母さんは 仕事で忙しく 頼念さん 一人で 過ごすことが 多かったようです。
だから、我慢するのが 上手です。我慢していても 顔には 出ません。

こんな 頼念さんの悩みは、5年前から 始まった パニックです。
大事な会議の ある日の朝、動悸・頻脈が出現。
気が 遠くなりそうに なりながら、会社に出て 会議に出席。
その日一日 がんばりました。
それから、何かあると 動悸がして 不安感が↑。
パニックは、職場でも 自宅でも 起きます。
でも、乗り物は 大丈夫。多少不安ですが。

頼念さんの ひそかな楽しみは、奥様が 寝た夜中。
パソコンを前に、あちこちのサイトを 覗いて 時間を 過ごしています。
結構 エッチなサイトも 覗いています。でも、参加はしません。
「サンプル映像のダウンロード」なんてことは、タダだから してます。
「研究資料」と書いてあるホルダーの中に
「重要」というホルダーを作り、そこに 大事に しまってあります。
夜中が 楽しいのですが、明日の仕事が あるので しょうがないから 寝ます。

動悸は しょっちゅうあるので、循環器内科で 相手をしてくれなくなり
1年前から 心療内科にかかっています。
薬で 結構 楽に なっているのですが、「自分の問題です」といわれても
どこが おかしいのか分かりません。

ある日、母方のいとこ 新久 総(あらくそう)さんから 子守りを 頼まれました。
5歳の双子 新久 ヤーシカ(あらくやーしか)、新久 ルーシカ(あらくるーしか)の
面倒を 見るのです。
荒久 総(あらくそう)さんのところは 事情があって 奥様は いません。
奥様は ロシア系の ハーフだったようですが 3年前に 離婚して 男手 一つで
二人を 育てています。
頼念さんの 奥様は 今日は 都合が悪いので 頼念さん 一人です。
何回か 双子には 会ってましたので、何とかなるだろうと 思って 引き受けました。

ヤーシカ、ルーシカ・・ライオンおじちゃん、こんにちは!
      今日は 遊んでくれるの??
      いつもは、相手してくれなかったのに。
頼念・・・・あ〜いいよ。いつもは 何して遊んでる?
ヤーシカ・・んじゃねぇ、トランプ!!
ルーシカ・・ばばぬきするっ!!!
  すぐに、ババヌキが 始まりました。双子は かなり ズルしてます。
  5歳なのに もうすでに しなを作って くねくねとしながら、
  「いや〜ん、い〜っじゃん。」と 抜いたババを 頼念さんの トランプに戻します。
  笑いながら、「仕方が無いなぁ」と 心で 思って 我慢して ました。

  次に、「神経衰弱」が 始まりました。
  やはりズルは 過激に 行われて いました。
  ちょっとだけ めくり 違うと また別のを めくります。
  だから、あっという間に 双子の どちらかが 勝ちます。
  ここでも、頼念さん ぐっと我慢です。「小さい子なんだから」
 
  次に「七並べ」です。この頃になると、双子は さらに過激に ズルを してます。
  頼念さんが 見てないと思って どんどん 影で 並べていきます。
  あっという間に、終わってしまうのです。
  もちろん頼念さんの 負けです。

  負けに 負けたため ご飯を 奮発して おごることに なってしまいました。
  「まつの寿司の にぎり特上!!」双子は 叫びました。
  「いつも食べてるの?」「うんっ!!」
  しばらくすると届きました。 一つ3500円。
  「ただで 子守りに 来て 10500円かぁ。」少し 頼念さん 悲しそう。
  ここでも 双子 ズルしてます。
  ネタだけ こっそり 交換。
  気づいていましたが、頼念さん ぐっと 我慢です。
   
  こんなふうに 一日が 過ぎていきました。

頼念さん もう それはそれは ぐったりして 家に帰りました。
帰った とたん 奥様に「頼んだのに 洗濯物 干して くれなかったのね!!」と
怒られています。
「そのまま置いておくと 臭くなるんだから。」
「もう一回あらわなくちゃ。」などなど 不満を ずっと 聞いています。

「あ〜〜、もっと気がつくようにしないと・・」頼念さん 反省してます。

この話にも、オチは ありません。
皆さん こんな頼念さんが どうしたら 良いのか 分かりますよね。
考えてあげて ください。

長く お付き合い ありがとう ございました。
モデルシリーズ しばらく お休みさせて いただきます。
次からどうするか 決めてませんが、お楽しみに!!

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